婚約指輪の選び方のポイント
婚約指輪は単なるアクセサリーではなく、ふたりの愛の誓いを示す、世界に一つだけのジュエリーです。
一生大切にするものだからこそ、気に入った指輪を選びたいものです。
ここでは、失敗しない婚約指輪の選び方について紹介します。
まずは予算を立てましょう
婚約指輪を購入した後には、結婚指輪の購入や結婚式も控えていますので、ここで散財するわけにはいきません。
しかし、チープなものでは一生の記念が台無しになってしまいますし、男性と女性の金銭的認識のズレも後々しこりを残してしまうことになりかねません。
ちゃんと納得するものを購入するために、まずは2人で話し合い、予算を立てることをおすすめします。
ある調査によると、婚約指輪の購入価格の全国平均は、31.7万円となっています。
これを高いと感じるか、安いと感じるかは個人差によると思いますが、なかなか見栄えのいい指輪が購入できる金額と言えます。
購入時期は8カ月前の人が多いようです。
注文から受け取りまで数カ月ほどかかることもあるため、余裕を持って準備するようにしましょう。
約9割の人がダイヤモンドを選ぶ
婚約指輪の起源は、約2000年前の古代ローマで、婚約の誓いの儀式に鉄の輪を贈ったことが始まりと言われています。
鉄が金に変わり、金が宝石付の指輪になって現在に至っています。
この習慣は明治時代には日本にも伝わりましたが、誰もが婚約指輪をプレゼントするようになったのは、昭和40年代からと言われています。
宝石の中でも現在、約9割の人がダイヤモンドを選んでいます。
ダイヤモンドは天然石の中でもかなり硬いため、傷つくことなく輝き続けることが、永遠の愛が続くイメージにつながり、婚約指輪の定番になっています。
ダイヤモンド選びのポイント
婚約指輪のダイヤモンドは、0.3カラット前後が人気です。
0.3カラットだと、平均購入金額内で収まる範囲ですし、見栄えもよく手ごろなサイズと言えるでしょう。
ダイヤモンドを選ぶ基準は、Cut(カット=輝き、研磨)、Carat(カラット=重さ)、Color(カラー=色)、Clarity(クラリティ=透明度)の4Cと言われ、これらのコンビネーションで評価されます。
カラーとクラリティの選別は専門家でなければ難しいので、見た目の美しさをアピールしたいのであれば、同じカラットでも宝石が大きく見えるようなカットを選ぶようにしましょう。
デザインや素材から選ぶ
婚約指輪は、デザインや素材の組み合わせによって、さまざまなバリエーションがあります。
ここでは代表的なデザインを5つ紹介します。
ソリティアリング
宝石を一粒施したソリティアリングは、フランス語のソリテール(単独)から由来しています。
飽きのこないシンプルなデザインが特徴で、婚約指輪の定番と言われています。
サイドストーンリング
大きなセンターストーンのサイドに、メレーダイヤモンドを配した華やかなデザインのサイドストーンリングは、過去と現在と未来を表しています。
それぞれの宝石の配置の変化によってオリジナリティを出すことができます。
エタニティリング
「永遠に変わらない愛」を表現するため、絶え間なくリングのアーム部分に宝石を並べた贅沢なデザインがエタニティリングの特徴です。
半周だけ宝石を並べた「ハーフエタニティ」も人気です。
パヴェリング
フランス語の「石畳」を意味するパヴェのとおり、指輪のアーム部分に0.25カラット以下のメレーダイヤを、隙間無く敷き詰めたデザインがパヴェリングの特徴です。
小粒なダイヤが中央のダイヤを引き立てる豪華な演出が魅力です。
ウェーブラインリング
アームの曲線が美しいウェーブラインリングは、優雅で優しい女性らしさを演出します。
ウェーブの強弱が光の流れを作り、指を細く見せる効果があります。
また、様々なタイプと組み合わせることにより、オリジナリティ豊かなバリエーションを楽しむことができます。
指輪選びは後悔や失敗のないよう、しっかりと話し合いをしながら2人で選ぶようにしましょう。
何年後かに結婚を見据えているのであれば、事前に欲しい婚約指輪を決めて、購入に向けてお金を貯めておくのもいいかもしれません。